奥付は昭和61年4月。本書購入のきっかけは、記憶の霞の中にあるのだが、教科書か試験問題にその一部が引用されていて気になったものと思われる。そして、通読してもどこが引用されたか思い出せない(汗)19世紀末から20世紀初頭にかけてのパブリックスクールの様子から、ハリーポッターの映像が浮かんできた。20代のチップス先生が、ブルックフィールド校で己の能力の限界を認識し、10年の歳月を経て程々に巧く、出世はせずとも安定した教鞭をとる生活に満足する姿……なんだか自分を見ているような気がして切なくもあった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説(外国)
- 感想投稿日 : 2017年8月20日
- 読了日 : 2016年2月18日
- 本棚登録日 : 2017年8月20日
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