日本サッカー現場検証 (じっぴコンパクト新書)

著者 :
  • 実業之日本社 (2010年10月8日発売)
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本棚登録 : 51
感想 : 9
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副題は「あの0トップを読み解く」。日本代表は、今年南アフリカで行われたワールドカップで、大方の予想を覆して予選リーグを突破し、決勝トーナメントに進出した。ワールドカップで岡田監督が採用したフォーメーションは、それまで一度も試されたことのないものだった。本田が一応FWということになっていて、そういう意味では1トップなのだけれども、左右の大久保と松井が比較的高い位置にはっているので、本田はボールをもらいに少しポジションを下げても攻撃の形はつくれる。本田がボールをもらいにポジションを下げた瞬間、センターフォワードはいなくなるので、0トップとも言える形となる。それが副題に含まれた「0トップ」の意味である。岡田監督は、このフォーメーションをとった意図を特に語っていないので、それは想像するしかないのだけれども、その理由をこの本が「読み解いて」いるわけでもない。マニアックな本だ。サッカーに関してマニアックな本は別に悪くない、好きだ。でも、この本は、全体として何を言いたいのか分からないところがあって、ちょっと楽しめなかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2010年11月12日
読了日 : 2010年11月12日
本棚登録日 : 2010年11月12日

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