レビュー by 西さん
なぜ、鋼の錬金術師は、こんなに売れたのか、受け入れられたか。ヲタクなブログも書いてることだし、ちょっと考えてみた。
何か、新しい思想なり芸術なり社会システムなりが、現れるのには条件がある。
前のものに対するあきあきした!という感情と、新しいものを望む気持ち(無意識でも)、その新しいものを体現する人がいることだ。
鋼の錬金術師、という漫画は丁度、そういう新しいものだったのではないかと思う。そして、長くヒットを続け、
アニメとかゲームなんかの他の産業でも製品が作られ続けている、というのは、原作の荒川弘さんの器が、大きかったからではないか、と思う。
(編集の方もね)
器が大きいっていうと、度量が大きくて〜、休まず努力!!! みたいな感じだけど、そうではなくて、
自分のサイズがわかってて、そのエネルギー量が多く、それとちゃんと付き合ってるみたいな感じだ。
(結果的に度量が大きくて、よく努力できる人、になるのだけれど。)
よく食べて〜、仕事して。たまに遊んで、仕事して。たまに投げ出してw また仕事して。友達に会って、
親に会って。
みたいな。
あと、多くの人が、健全なものが見たいな、と思ったんじゃなかろうか。
ダークファンタジー、と銘打たれているけれど、主要な登場人物は、みなまっとうだ。
はらぐろ、とかブラコンとか、家出父さんとか、あるけれど、
まぁ、さぼりつつも働いて、一緒に食卓を囲んで、懐かしい故郷があって、大事な人たちがいて、今しなきゃ!なことがあって。
とても新しいのに、なんだか懐かしい、話なんだよね。
そろそろ、物語が終わりそうだけど、嬉しいような、寂しいようだわ。
登録日 : 2009年09月04日 23:00:31


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