大手出版社千石社が舞台で今回は文芸編集者が主人公。一冊の本が出るまでの過程がよくわかる。出版される作品よりボツ原稿のほうがはるかに多いのだろう。本を選ぶときなにかで評判のいいもの(たとえばブクログとか)、好きな作者の作品を選んでばかり。たまには棚差しになっている知らない作者の本も読んでみて、偶然の出会いをしてみようかな、と考えた。彰彦が複雑な事情を抱えた環境から抱え続けた思いが最後昇華されてよかった。彰彦と家永の娘冬実のその後を他の作品で少しでもいいので読みたいな。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年11月10日
- 読了日 : 2017年11月10日
- 本棚登録日 : 2017年11月10日
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