たぶんねこ しゃばけシリーズ 12

著者 :
  • 新潮社 (2013年7月22日発売)
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感想 : 164
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序での約束事が、いきなり破綻してるのに驚く。半年待つまでもなくもう寝込んでるじゃないですか・・・。「跡取り三人」どこの跡取りも育ちがいいのか人も良い。いけずな男もいるんじゃないかと思ったが、まっとうすぎる。「こいさがし」於こんの正体にまったく気付かず。道理で変な子だと。河童の志奈ちゃんにさくっとやり込められてるのは良かった。バッティングが重なりすぎてこんがらがる。「くたびれ砂糖」こんな新人絶対嫌。冒頭の跡取りと対をなしてるのか、酷すぎる。「みどりのたま」仁吉の記憶喪失。若だんなで思いだすと思ったのに、おぎんさんですか、そうですか(笑)神の庭、よさげなところだなぁ。「たぶんねこ」と思ったらその神の庭から出たい幽霊の話。何者にもなれなかった男が、死んでから何ができるのか。ちょっと甘ちゃんだな、と思うんだけど。大抵の人間は何かを極めるなんてできないんだし、高く望み過ぎてるのでは。成仏できない理由もいまいち強さが感じられず。共感できない話が表題作であった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史・時代物
感想投稿日 : 2016年11月6日
読了日 : 2016年11月6日
本棚登録日 : 2016年11月6日

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