賢者はベンチで思索する (文春文庫 こ 34-3)

著者 :
  • 文藝春秋 (2008年6月10日発売)
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本棚登録 : 897
感想 : 135
4

不思議な物語でした。
国枝と名乗る不思議な老人、公園のベンチに座りお茶をたてたり、ファミレスの片隅でいつのものかわからない新聞を読んでいたり。
ぼけているという噂もあったり、でもかくしゃくとしていたりと謎の多き人物。
このおじいさんとファミレスのバイト女子との交流が面白い。
小さな事件や出来事を積み重ねて、最後に起きる大きな出来事。
なんだけど、なんとなーく終わってしまう。
人物描写も魅力的で、思わずひきこまれてさっくり読んでしまいました。
あれ、結局何をしていた人なのか謎が残っています。
これって続くんだろうか。。。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2017年8月14日
読了日 : 2017年8月14日
本棚登録日 : 2017年8月14日

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