鴨川食堂おかわり (小学館文庫 か 38-2)

著者 :
  • 小学館 (2015年11月6日発売)
3.42
  • (19)
  • (62)
  • (89)
  • (11)
  • (5)
本棚登録 : 728
感想 : 53
4

1巻目と同じ流れで進む、「鴨川食堂」2冊目。

海苔弁の章は、父の息子への愛情溢れる話。
クリスマスケーキの章は、ひどく切なく、でも人はどこかでいろんなものに区切りをつけて、そうして生きていくものなんだよな、ということを思い出した。
ひとつひとつが心温まる、ほっこりするお話。
「食べ物」には、いろんな思い出が宿るのだ。
楽しいことも嬉しいことも、辛いことも苦しいことも。
それらを、食を探す人たちに、届けるお手伝いを、鴨川食堂はしている。

流さんの料理は、京料理をあまり知らないわたしには見た目の想像がつきにくいけれど、京都にまた旅行に行きたいと思わせるには十分すぎるほど。
鴨川食堂はないけれど。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2016年2月
感想投稿日 : 2016年2月14日
読了日 : 2016年2月14日
本棚登録日 : 2016年2月3日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする