10年前に亡くなった灰谷健次郎さん。
沖縄在住でアジア好きと知っていたけど、石川文洋さんとの共著があったとは。
石川文洋さんのことは、先日ホーチミンの戦争証跡博物館を訪れ、彼の写真のコーナーがあったことから知りました。
アジアが好きで、旅は大体アジアだとおっしゃる灰谷さんの、常に弱者の側に寄り沿う姿勢、あったかい人柄がよくわかる。
特に子どもを見つめる目が本当に優しい。
ラオスでダウン症の子どもがいて、子どもたちのその子への接し方がいい、と。子どものそうした態度は大人の態度が反映される、とか。
子どもたちと関西弁でやり取りしているのが面白い。
遺書も収録されていた。
精一杯愛し、愛された。悔いはない(ちょっとはあるか)。というようなことを書かれていた。
素晴らしい方でした。
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- 感想投稿日 : 2016年9月7日
- 本棚登録日 : 2016年9月7日
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