アジアを歩く―灰谷さんと文洋さんのほのぼの紀行 (エイ文庫)

制作 : エイ出版社編集部 
  • エイ出版社 (2007年11月10日発売)
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本棚登録 : 60
感想 : 10
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10年前に亡くなった灰谷健次郎さん。
沖縄在住でアジア好きと知っていたけど、石川文洋さんとの共著があったとは。
石川文洋さんのことは、先日ホーチミンの戦争証跡博物館を訪れ、彼の写真のコーナーがあったことから知りました。

アジアが好きで、旅は大体アジアだとおっしゃる灰谷さんの、常に弱者の側に寄り沿う姿勢、あったかい人柄がよくわかる。
特に子どもを見つめる目が本当に優しい。
ラオスでダウン症の子どもがいて、子どもたちのその子への接し方がいい、と。子どものそうした態度は大人の態度が反映される、とか。
子どもたちと関西弁でやり取りしているのが面白い。

遺書も収録されていた。
精一杯愛し、愛された。悔いはない(ちょっとはあるか)。というようなことを書かれていた。
素晴らしい方でした。

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感想投稿日 : 2016年9月7日
本棚登録日 : 2016年9月7日

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