続 泥流地帯 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1982年8月27日発売)
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本棚登録 : 752
感想 : 73
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修一おじさんが登場する度に涙が出そうになる。今の世で考えれば聖人のような、耕作と拓一と福ちゃんだけだと「作り話」感が否めないが、彼はとても人間らしく、重要な役回り。
節子もいいキャラクターだと思う。

「因果応報は人の希望」
であって、現実はそうではない。
なぜ、いい事ばかりしている人がこんなにも辛い目にあうのか。なぜ、悪い事ばかりしている人が悠々と生きているのか。
このあたりを考えるのが終盤のテーマ。

私は無宗教なので、人生の大道は「先祖の行い」で決まっているが、細かい部分は自分次第って考えている。ちょうどいいところ。笑

ラストシーンは、情景が浮かぶ。
白いハンカチかあ。映画で見たいなあ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2016年2月9日
読了日 : 2016年2月9日
本棚登録日 : 2016年2月9日

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