新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方 (文春新書)

著者 :
  • 文藝春秋 (2014年11月20日発売)
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いつもの池上氏の著作とは少しだけレベルが上がり、ロシア、中東の歴史が頭に入っていないためについていけない部分が多数あった。

韓国との国交の話で、「朝鮮戦争では、多くの韓国人が中国軍によって殺されています。本来なら中国に謝罪要求や責任追及をしてもいいはずですが、中国に対してはそんな感情を抱いていない。これがかんこくの事大主義〔小が大に仕える)」という所が非常に納得した。
と同時に、韓国人でなくて良かったとも思ってしまった。なんせ隣には歴史的に常に世界一の国家があり、海を越えた島国も世界三位と強国に囲まれ、歴史の狭間により国家が分断されてしまった小国とはなんとも居心地が良いとは思えないからだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年8月25日
読了日 : 2017年8月25日
本棚登録日 : 2017年8月25日

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