民主の敵: 政権交代に大義あり (新潮新書 323)

著者 :
  • 新潮社 (2009年7月1日発売)
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本棚登録 : 135
感想 : 32
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この本は、実家に帰る電車の読み物として買ってみましたが、数時間で読めます。野田現総理の唯一の出版物という触れ込みでしたが、もしそうならば、改めて一冊ちゃんと本を書いて頂いてもよさそうです。

主張のポイントは、「2009年時点で自民党は金属疲労を起こしているから、とりあえず政権交代してみましょう、任せてください」というもので、この国をこうしたい、ああしたいという明確なビジョンや確固とした政治信念を感じ取ることはできませんでした。

辻説法を毎朝続けていました、喋るのが上手になりましたというエピソードがありましたが、政治家になってみたいという若い人に向けてのメッセージとしては良い気がしますが、大多数の国民は、回数よりも訴えてきた中身、すなわち、具体的な政策提案の内容や目指すべき将来の姿を示すリーダーシップを望まれることでしょう。(しっかり)頑張れ、野田総理!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 政治・行政
感想投稿日 : 2012年5月14日
読了日 : 2011年11月27日
本棚登録日 : 2012年5月14日

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