【最終レビュー】
図書館貸出・2冊目。
『前回既読著書:いのちの使命』
大筋な流れで、故・日野原先生の人生行路といった内容だなと感じたので
今作は、上記を更に踏み込み
〈『事細かく密接に』まとめている内容〉
[目次:一部引用]
〈『人生を変える希望のメッセージ』をあなたへ〉
*第1章:知りたい、わかりたい
100歳を越えて走り続ける
*第2章:いのちをあきらめない
いのちという時間
支え合い、つながるいのち
死から生を考える
→〈死を学び、生を知る〉
耐えた経験は必ず生きる
→〈ネガティヴな経験をポジティヴな生きかたに〉
*第3章:与えられたいのちの使いかた
だれかのために使ういのち
いのちについて問い直す
→〈運命は『自分でデザインする』もの〉
→〈ことばを現実に生かす〉
→〈立ち止まって考える時間〉
幸福感を持って生きる
*第4章:大きな夢を描く勇気
ともに描く大きなヴィジョン
思いついたらすぐ実行
夢の実現のために使ういのち
→〈必ず見ていてくれる人はいる〉
さらなる夢に向かって
*あとがき
[全ページ×1.5倍]の分量とも言い切れるぐらいの
〈濃密でとことん深い『内面的感覚の充実感》
→ジャンル・国内外を問わない
『著書・絵本等の数多くの作品への想いを通しての見解等…』
〈縦横無尽であるかの如く『好奇心・チャレンジ精神旺盛』の『姿勢を伴うアクティブな行動力の数々』
〈振り幅の広い『身近な話題や時事』に対する『関心度・興味』が究極に高いこと〉
→これらに対しての『繊細な見識や怒り・疑問・希望等…』
〈人間味が存分に伝わってくるエピソードの数々〉
〈消極的な日本人に対して、今の時代だからこそ、何をなすべきかという『明瞭かつシンプルな姿勢』〉
〈子供・年輩層をとても大事にしていることを通して見えてくるもの…〉
大筋での内容は、これらのポイントを軸に
老若男女・立場柄などの隔たりを持たず、あらゆる方々との交友を通して
『先生ご自身の心境・思い』を織り交ぜながら
『自然体にシンプルに綴られている』印象です。
[インプットとアウトプット]の[両方]を
偏ることなく、自分の懐の中に、確かなものとして噛み締めていくかのように取り入れながら
〈活動の源=先生ご自身の『深淵に刻まれた魂の形』→[生涯現役(医師)として、真っ当に御活躍されていたことの『証そのもの』]〉
私的には、そう感じ入っていました。
[圧巻かつ天晴れ!]
これ以上、言葉にするのは、本当にもったいないぐらいといった所です…
転載が今作は不可なので、これ以上ネタバレになるのであいにく、このあたりまでとします。
自身が特に印象に残ったキーワードの数々を一部、ラストにピックアップしながら、レビューを終えます。
+:この著書に書かれていた
先生ご自身の著書から、自身が、特に興味を惹いた『一冊』
加えて、後日図書館貸出でチェック予定…
《本当に大切なものは、目には見えない!》
《いじめ=相手のいのちを傷つけること=痛切な想い》
《物忘れ、思い込みの違い》
《感性の高いセンサー》
《痛み・苦しみとは…》
《ささやかな歓びの積み重ね》
《小さなことからでも始める》
《七転八起》
《感度良好な姿勢》
《一人一人、みな違っていいんだよ》
《諺:聞くは一時の恥・知らぬは一生の恥》
瀬戸内寂聴さん・美輪明宏さんと同様、故・日野原先生も常々、以下のこの感覚で…
《知性・感性》
- 感想投稿日 : 2017年8月24日
- 読了日 : 2017年8月31日
- 本棚登録日 : 2017年8月24日
みんなの感想をみる