いのちの使いかた

著者 :
  • 小学館 (2012年10月1日発売)
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感想 : 11
5

【最終レビュー】

図書館貸出・2冊目。

『前回既読著書:いのちの使命』

大筋な流れで、故・日野原先生の人生行路といった内容だなと感じたので

今作は、上記を更に踏み込み

〈『事細かく密接に』まとめている内容〉

[目次:一部引用]

〈『人生を変える希望のメッセージ』をあなたへ〉

*第1章:知りたい、わかりたい

100歳を越えて走り続ける

*第2章:いのちをあきらめない

いのちという時間

支え合い、つながるいのち

死から生を考える

→〈死を学び、生を知る〉

耐えた経験は必ず生きる

→〈ネガティヴな経験をポジティヴな生きかたに〉

*第3章:与えられたいのちの使いかた

だれかのために使ういのち

いのちについて問い直す

→〈運命は『自分でデザインする』もの〉

→〈ことばを現実に生かす〉

→〈立ち止まって考える時間〉

幸福感を持って生きる

*第4章:大きな夢を描く勇気

ともに描く大きなヴィジョン

思いついたらすぐ実行

夢の実現のために使ういのち

→〈必ず見ていてくれる人はいる〉

さらなる夢に向かって

*あとがき

[全ページ×1.5倍]の分量とも言い切れるぐらいの

〈濃密でとことん深い『内面的感覚の充実感》

→ジャンル・国内外を問わない

『著書・絵本等の数多くの作品への想いを通しての見解等…』

〈縦横無尽であるかの如く『好奇心・チャレンジ精神旺盛』の『姿勢を伴うアクティブな行動力の数々』

〈振り幅の広い『身近な話題や時事』に対する『関心度・興味』が究極に高いこと〉

→これらに対しての『繊細な見識や怒り・疑問・希望等…』

〈人間味が存分に伝わってくるエピソードの数々〉

〈消極的な日本人に対して、今の時代だからこそ、何をなすべきかという『明瞭かつシンプルな姿勢』〉

〈子供・年輩層をとても大事にしていることを通して見えてくるもの…〉

大筋での内容は、これらのポイントを軸に

老若男女・立場柄などの隔たりを持たず、あらゆる方々との交友を通して

『先生ご自身の心境・思い』を織り交ぜながら

『自然体にシンプルに綴られている』印象です。

[インプットとアウトプット]の[両方]を

偏ることなく、自分の懐の中に、確かなものとして噛み締めていくかのように取り入れながら

〈活動の源=先生ご自身の『深淵に刻まれた魂の形』→[生涯現役(医師)として、真っ当に御活躍されていたことの『証そのもの』]〉

私的には、そう感じ入っていました。

[圧巻かつ天晴れ!]

これ以上、言葉にするのは、本当にもったいないぐらいといった所です…

転載が今作は不可なので、これ以上ネタバレになるのであいにく、このあたりまでとします。

自身が特に印象に残ったキーワードの数々を一部、ラストにピックアップしながら、レビューを終えます。

+:この著書に書かれていた

先生ご自身の著書から、自身が、特に興味を惹いた『一冊』

加えて、後日図書館貸出でチェック予定…

《本当に大切なものは、目には見えない!》

《いじめ=相手のいのちを傷つけること=痛切な想い》

《物忘れ、思い込みの違い》

《感性の高いセンサー》

《痛み・苦しみとは…》

《ささやかな歓びの積み重ね》

《小さなことからでも始める》

《七転八起》

《感度良好な姿勢》

《一人一人、みな違っていいんだよ》

《諺:聞くは一時の恥・知らぬは一生の恥》

瀬戸内寂聴さん・美輪明宏さんと同様、故・日野原先生も常々、以下のこの感覚で…

《知性・感性》

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2017年(専用除く~オリジナルセレクト)
感想投稿日 : 2017年8月24日
読了日 : 2017年8月31日
本棚登録日 : 2017年8月24日

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