カフェ、はじめます

著者 :
  • 中央公論新社 (2015年9月9日発売)
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本棚登録 : 434
感想 : 67
4

【最終レビュー】

予約著書・約、2ヶ月弱待ち。図書館貸出。

9月、ジュンク堂書店・姫路店。単行本新刊本棚にて。

[自分と同世代の女性が主人公]

主人公の彼女が持つ

『日常の中で、奥底に抱えている「本来の心理的な部分」』を、時折、自身の中にもふっと感じることがあったりしながらも

同じ昭和世代として生きる、自身を含めた女性達へ

〈スポットライト〉を当てつつ

名残深い風景・日本独特の文化を、今の時代だからこそ

『大切にしていこうとする、ありふれた「内面に秘めた想い」』

を、不器用ながらも真摯に見つめながら

〈主人公が、新たな出会い・目の当たりにしながらの『再発見』・四苦八苦しつつ『また別の「新たな一歩」を踏み出すことの「意味」』〉

《ネット以外の『身の回り』にいくらでも、コロコロとあちこちに散らばるぐらいの『楽しみの数々の「ヒント」』があること》

を、この著書は、さり気なく、着飾ることなく、さらりと感じさせる著書。

私自身にとって『快い空気』を味わえたといっても過言ではないことを実感しながら…

ただ、ラストから、もう一歩、エピソードがあればといった印象だったので

☆は4つです。

*和洋折衷

*知らない『苦労』を知る。異なる人の立場を想像すること。

*視線を他に転じること。なんで、あんなものに『執着』しているか…幾度と『無駄なもの』を『買わずにすんできた』

*全てが無駄になっても『惜しくもない「価値」』

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2015年(専用除く~オリジナルセレクト)
感想投稿日 : 2015年11月17日
読了日 : 2015年11月17日
本棚登録日 : 2015年11月15日

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