【最終レビュー】
予約著書・約、4ヶ月半弱待ち。図書館貸出。
愛子さんの著書・4冊目。
*前作:人間の煩悩ー既読レビューー
〈17.5.25既読〉
http://booklog.jp/users/sapphire913/archives/1/4344984285
前作から1ヶ月半後、やや間が空いている分、上手く貸出の順番が回りタイミングもちょうど良かったです。
ー目次ー
*はじめに
*第一章:私をつくった言葉
*第二章:幸福とは何か
*第三章:死とは何か
*あとがき
佐藤家の世界でどう、愛子さんご自身が、自分の家族、その周りの人達を通して吸収していった
『教育法・信条・心得・生き方の欠片のヒントとなる土台の数々』
今でもしっかりと『柱の一部分』として、愛子さんご自身の中で刻んでいること。
今作は、これらがベースになっている内容。
至って、ありふれているメッセージながら、今の時代でも適応できる
[ズッシリと腰を据えるように込められている『深みある言葉』]
様々な現代の風潮に関しての
[一歩引いた『客観的視点での捉え方』だからこその『あらゆる場面での『違和感・不思議・疑問視・怒り・文句に込められた「真の意味合い…」』]等
なるほどなるほどと…確かに大いに腑に落ちる所が多々あった点、明瞭に伝わるものを感じていたのは事実。
それは、作家の顔として、ひとりの人間として
『あらゆる場数の数々』を、真正面から受け止め、『己の心身で』踏みしめながら
ささやかながらも、一つ一つの小さな出来事を通して
[培ってきたもの]という
〈愛子さんの心底からの魂・生き方そのもの〉
今まで既読した著書以上に
『鮮明かつ生身の姿』更に表沙汰に伝わっているのが印象深かったです。
〈同人誌を通して出会った、個性派揃いの作家の方々との交友の裏話〉
〈北海道での別宅においての、年一・期間限定ライフスタイルの裏話の数々・別宅を建てたことに対する『ありふれた心境』〉
〈人間の真実とは〉
〈奥行きのある日本語・故事を散りばめながら〉
〈著名人の方々がズラリ…正岡子規・高浜虚子・遠藤周作さん・斉藤茂吉・北杜夫さん・瀬戸内寂聴さん〉
〈先へ進む人と、先へ進まない人の対比~自らの経験談があるからこそ〉
〈敬愛する哲学者:アラン氏の好きなメッセージを通しての、愛子さんの『根っことして置いていた姿勢』〉
これ以上は、ネタバレになりそうなので、このあたりで。
瀬戸内寂聴さん同様、愛子さんも
〈愛子さん流:振り幅の広い視野・冴え渡る『斬新な想いの数々』〉
再度、つくづく身に染みた著書。
- 感想投稿日 : 2017年7月25日
- 読了日 : 2017年7月30日
- 本棚登録日 : 2017年7月25日
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