父親の生真面目さと、父親が入り婿故の遠慮からより厳しく自分にあたっていたことへの反発から素直になれなかった利一郎。ついに勘当されて十年の間に伊佐次と名を変え賭場を預かる身になってしまった…。
分かりあえぬまま父親は川で亡くなってしまう。
父の死の真相をつきとめていくうちに、弟との絆を取り戻していく。静かな情を感じられる話です。そして一種の無常感も漂っている気がします。
友五郎親分が登場するとやっぱり嬉しい^^
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
時代小説
- 感想投稿日 : 2016年4月18日
- 読了日 : 2016年4月18日
- 本棚登録日 : 2016年4月18日
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