神様のカルテ (小学館文庫)

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  • 小学館 (2011年6月7日発売)
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私の住んでいる田舎では、どこの僻地でもそうでしょうが、お医者さんを確保するのが非常に難しい状況です。市民病院は市内にあるので仮に先生が不在でも市内の他の病院がありますが、山間地域の診療所は医師確保ができず一時不在の時期もあったそうです。こうした先生方は独自に募集をかけても集まらず自治医大からの派遣が頼み綱だそうです。私の住んでいるところは本庄病院ほどではないと思いますが医師不足が深刻です。お医者さんなんて 簡単にたくさん生まれるものではないし、超高齢社会だし、この悪循環は人のがんばりだけでどうにかなるレベルではないし。今、いるお医者さんもつぶれてしまったらどうなっていくのでしょうか。「高度医療とやらを学んでいる間にも、そんなものを必要としない患者たちがひとりぼっちで死んでいるのは事実だ」高度医療もすごく大切で否定するわけではないですが、お医者さんの側からみれば非常に難しい選択でしょうね。自分の一生にも関わることでしょうから。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年8月26日
読了日 : 2017年8月26日
本棚登録日 : 2017年8月26日

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