秋霧の街 私立探偵 神山健介 (祥伝社文庫 し 8-9 私立探偵神山健介)

著者 :
  • 祥伝社 (2014年10月10日発売)
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本棚登録 : 66
感想 : 6
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神山シリーズ。
大都市新潟で,殺された娘の調査をする神山が,裏に潜む巨大な敵とドンパチやる。
シリーズ中一番派手で面白かったが,一番ツッコミどころ満載。(まっとうなファンの方には申し訳ないが,この作者はネタとして最高にツボだと思っている)
ヒロインとの出会い→自己紹介→大人のふれあい→デレるの完全テンプレ化されたシーケンスは健在。
まぁそれはいい。問題は神山が素晴らしく他人の迷惑を考えないところだ。
一方的にお願いされまくるパキスタン人のおっさん(妻子持ち),この人菩薩だ。
タイ人ギャルも完全にとばっちり。
シングルマザーに至っては,犬の世話を押し付けられる。息子の説得を頼んだら裏切られる。入院の保証人になったら脱走される。あげく「あいつはいい女だからわかってくれる」ときた。
ダメでしょ!オッサン小説だからしょうがないけど,「男として~,男とは~」みたいな幼稚な発想で行動しすぎです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: サスペンス
感想投稿日 : 2015年1月31日
読了日 : 2015年1月31日
本棚登録日 : 2015年1月31日

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