「グラスの底に顔があってもいいじゃないか」は情熱の芸術家・岡本太郎
だが、「動物にだって昆虫にだって表情があってもいいじゃないか」が
本書である。
表紙カバーに掲載された写真だけでも十分楽しめるのだが、各ページの
写真はひとつひとつが面白くて飽きずに眺められる。
特に好きなのは死んだふりをしているヨーロッパヤマカガシ。このまま
ホルマリン漬けになっていても違和感がないくらい見事に死んでいる。笑。
水族館や動物園は好きなので幾度も足を運ぶのだが、これほどつくづく
と生き物の表情を観察したことはなかった。あくびをするライオンにつら
れてあくびをしたことはあるけれど。
ただね、写真につけられた噴き出しは少々邪魔なのよ。解説文もついて
はいるのだが、それもいささか中途半端なんだよね。
親子で楽しむお手頃写真集としてはいいかもしれないね。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
自然
- 感想投稿日 : 2012年5月4日
- 読了日 : 2012年5月4日
- 本棚登録日 : 2012年5月4日
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