イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

著者 :
  • 小学館 (2000年11月16日発売)
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本棚登録 : 1149
感想 : 83
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やっぱ萩尾先生は神だわ~。スゴすぎてあたまおかしくなりそうになるわ。
イグアナの娘、最初読んだときは「お母さんイグアナだったんか。あ、そう」だったんだけど、二回目読んだらお母さん可哀想で泣けたよ。美容整形の暗喩? とか思ったけど、そういうわけじゃないんだよな。親または子を愛したいけど愛せない親子関係全体のお話なんだって思ったら、すごい不幸で切実だった。周囲に当然出来ると思われている(自分もそう思っている)ことがどうしても出来ないなんてね…

あとのお話はやっぱり表題作に比べるといまいち。受験生の男の子が喫茶店に住み込む話は読み込んでいくうちに登場人物の印象が逆転するのがよかったけど、終わり方が微妙だったなぁ。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 少女漫画
感想投稿日 : 2016年4月10日
本棚登録日 : 2016年4月10日

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