この短篇集では「冬のコント」が好き。途中まで普通の喜劇のようなのに、徐々に妻の頭が扁平になったりとか、ボーイが発狂し始めたりとか、気の狂ったシュルレアリスムな状況になってきて、飛び出す名言、「地獄じあ。地獄じあ」。ホントに地獄だよ。そして、もはやレストランは地獄になったのに、最後はボーイがクビになるなんて言う、くだらないほど現実的なオチで落とす。
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カテゴリ:
SF小説-筒井康隆
- 感想投稿日 : 2014年10月6日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2014年10月6日
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