「腕を書き忘れる」「それ、ここ、これが理解できない」「まだ子供なのに感情の変化が乏しい」ここ数年で急に増えた幼児の異変について書かれています。
この本が出版されたのが2005年なので異変が増えたと書かれている時期は2002,3年あたりですかね
「少し大げさに書いている気がするな」と最初のあたりで思ったりもしましたが、終盤に近づくと「なるほど、確かに」と考えるようになっていきました。
おもしろかったのが、文章の書き方がノンフィクション風の問題→検証→考察→結果ではなく、
作者が小説家ということもあり、作者とS氏が色々な文献や取材を重ねていき、その内容から幼児の異変を考察していく会話で問題の核心に迫っていく過程が、まるで推理小説を読んでいるような気分になりました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
心理関係の本
- 感想投稿日 : 2010年3月5日
- 読了日 : 2010年3月5日
- 本棚登録日 : 2010年3月5日
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