そして最終巻。
これは面白い作品であったが、すべてを通して書きたかったのはいったい何か・・・
登場人物すべてが大きな不幸を背負っている。
モンモウ病にかかった桐人とマリア。
プレッシャーと罪悪感に押しつぶされて自殺した占部。
優秀な部下の人生を狂わせてまで手に入れたかったものを結局手に入れられなかった教授。
とにかくすべての人が不幸だ。
まあそんな中でも、苦しんで苦しみ抜いた桐人とマリアが自分の生きる意味と場所を見つけられたのは救いではあるな。
やはり手塚作品はこういう感じのドロドロさが最高であるな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
マンガ
- 感想投稿日 : 2015年6月2日
- 読了日 : 2015年6月2日
- 本棚登録日 : 2015年6月2日
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