この方の一作目『ファントム・ピークス』はとても良かった。
文章なのに風景描写がとても鮮明に頭に浮かび、
しかしどこか現実的でない神秘的な雰囲気をかもし出す
その文体が好きでした。
しかしその後『サイレント・ブラッド』そしてこの『シャッターマウンテン』ときて、
はっきり言って北林さんの面白さ・良さが感じられなくなりました。
故人の作品に言っても仕方ないのですが、
上述したように幻想的な現実を描く様子が好きだったのですが、
『サイレント・ブラッド』以降は幻想的なSFになってしまったのが残念です。
幽霊とか超自然現象とかXファイルのような要素は要らなかったように思います。
個人的な意見ですのであしからず。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
さ~し
- 感想投稿日 : 2013年5月17日
- 読了日 : 2013年5月7日
- 本棚登録日 : 2013年2月22日
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