10年ほど前から気になっていた「三熊野詣」。
どれに収載されているのかわからなかったが、友人に教えてもらい、念願叶ってやっと読むことができた。
男の身体的な醜形性と、対象的に美的な過去。
例えそれが嘘であっても、それでいいではないかという女のスタンス。
詰まるところ、美的であること、可能的に生きることを良しとする態度だろう。
10年前の講義の中で教授が言いたかったことが、やっと腑に落ちた。
「三熊野詣」はもちろん良かったが、「獅子」も良かった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学
- 感想投稿日 : 2013年11月9日
- 読了日 : 2013年11月9日
- 本棚登録日 : 2013年10月31日
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