図解 大人の「説明力!」

著者 :
  • 青春出版社 (2007年12月1日発売)
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感想 : 14
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説明のためのプロセスは以下の通りです。
1.自分について考える
2.相手について考える
3.テーマについて考える
 3.1.情報を読み解く
 3.2.筋書きを描く
 3.3.相手に合わせて仕上げる
4.説明する

「3.1.情報を読み解く」
情報を読み解くには、図解することが最も役に立ちます。そもそも、
分かっていないと図解できないのですから。表に分けられる、空白を見分けられることで、分かっていることに近付く

どうしてもビジネス文書では、箇条書きが認められていて、かつ、簡便なので、安易に箇条書きにしがちです。本書の助言はずばり、
 「箇条書きを見つけて切り刻め!」
箇条書きにせず、関係性をきちんと図解することを薦めています。
これは、なかなか、しんどい。ただ、並列や因果など、関係性を明確に示すには図解が一番と実感することができます。

■P12
目的に対して、課題は複数存在する、
その課題は全て必須であり、ひとつずつクリアーすべきものであるが、
手段のほうは、複数の手段からひとつだけ選んで実行するもの(選択可能)、
これが課題と手段の相違点

■P38
できの良い「図解」の大半は、表である、
表を作ることで空白が発見できる、
それは自分が見落としたか、書かれていなかったかを検証できる

■P62 説明する前にストーリー構成を考えよ!
<主張 → 理由 → 証拠 → まとめ>
主張:伝えたいこと
理由:なぜそれを伝えたいのか
証拠:理由に対する証拠を提示し、動機を強める
(第三者が検証可能)
まとめ:話を整理または、再度主張する

■P74
情報を座標軸化するときに重要なのが、
横軸、縦軸に盛り込む情報をどのような切り口で区切って、
順序付けるか

■P76
わかり易い説明は、論理的な表現と感覚的な表現
(例:62グラム、つまり卵ぐらいの重さ)を併用する

■目次
第1部 手っ取り早く「定型パターン」を使ってみよう
(開米式説明力トレーニング、5つの基本)

第2部 説明は、
「読み解き」「筋書き」「仕上げ」に「図解」!
(説明の「プロセス」を把握してますか?
情報を「読み解く」トレーニング
スマートに「筋書き」を考えるトレーニング
図解と言葉を「仕上げて」そして本番)

第3部 実践「説明力!」大人の状況別トレーニング
(4つの事例「説明」問題集)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 理解・考え方
感想投稿日 : 2016年1月19日
読了日 : 2015年1月31日
本棚登録日 : 2015年1月31日

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