大奥 2 (ジェッツコミックス)

  • 白泉社 (2006年11月29日発売)
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感想 : 233
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江戸初期までは男女の比率は正常なものだった。
(徳川家康+秀忠時代までは)
おかしくなったのは家光時代(寛永九年)からだった。
赤面疱瘡の爆発的流行。
たくさんの若い男たちが死んでいった。
当時将軍職についていた徳川家光自身も例外ではなかった。
彼はもともと虚弱体質だったので、本来かからないとされていた年齢(31歳)になってかかってしまい、死亡してしまったのだ。
家光の乳母、春日局は絶望する…。

それより六年後のこと。万里小路有功(までのこうじありこと・18歳)という一人の僧が、
慶光院(けいこういん)・七代目院主(お寺の住職)として継目御礼(跡を継いだときにする挨拶)をしに従者の玉栄(ぎょくえい)、明慧(みょうけい)らと江戸城へやってきた。

有功は絶世の美男子にして幼いころより天才の名をほしいままにした才色兼備なお坊さんだった。しかも慈悲深い

春日は明慧や芸者の一人を殺して有功に迫り、自分の無力さを知った有功は還俗。玉栄とともに江戸城大奥に入ることになる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本史_13江戸時代
感想投稿日 : 2015年12月28日
読了日 : 2013年8月8日
本棚登録日 : 2013年8月8日

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