宇宙の真理、生命の神秘とは?
ファウスト博士は人類究極の謎に挑み、学問を究め尽くしたが、ついにその解答を見出せず人生に絶望する。
そこへ悪魔メフィストが現れ問いかける。
「人生をやり直したくないか?」…魂とひきかえに若返ったファウストの新たな人生が始まる。
偉大な文豪ゲーテがその生涯をかけて描いた代表作を漫画化。
【ドクター】の称号を得たファウストは、
錬金術を用いてホモンクルス=人造人間を作ることに成功しますが、
【これ】には心がなく、失望します。
学問を究めても何も知り得なかったと絶望するファウスト。
その魂と引き換えに新たな人生を提案するメフィスト。
若返ったファウストは、マルガレーテと恋に落ちますが……。
再び宇宙の真理を追求する。
神を作り出したのは人。故に、人を裁くのは人自身である。
「宇宙は孤独なのだ。無限の闇におびえているのだ。不安をかき消す光を求め、星を産み生命を育んだ。時よ止まれ。この瞬間は今、何よりもうつくしい。」
目次
黎明
悲劇
世界
夜更け
【引用】
神話も神も人が創造したものだ
生命とは…この宇宙を動かすエネルギーの集約した姿だったのだ!
目に見えない意識や想い、精神、そういうものもやはり消えないんじゃないかと思うんだ…
人は先の見えない暗闇をさまよう孤独な旅人…平伏している場合ではない。もはや祈るときも終わった。闇の中を力強く歩こう
光を求めて生命は産み落とされた。我らは希望を生み出す可能性を持って生まれた。
ゲーテ
1749~1832。ドイツ・フランクフルト出身。
詩人・小説家・劇作家。さらに科学や哲学、政治の分野でも活躍した。
特に文学においては数々の名作を残し、今なお世界中の芸術家や思想家たちに影響を与え続けている
- 感想投稿日 : 2015年12月28日
- 読了日 : 2013年7月3日
- 本棚登録日 : 2013年8月3日
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