悪の論理: 地政学とは何か (角川文庫 白 267-1)

著者 :
  • KADOKAWA (1980年12月1日発売)
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感想 : 7

地政学とは地理政治学のことでその他の社会科学がそうであるようにいくつかの仮説によって構築された虚構論理の1つである。敗戦後、米ソの占領政策によって、日本とドイツでは研究が禁圧されていた。
アメリカの海兵学校の教科書には地政学のことを、政治の地理学に対する関係の科学と定義づけている。
イギリスもアメリカも日本が真珠湾攻撃をした時は大喜びした。これでアメリカが堂々と国民に戦争参加の理由ができる、ということで。

欧米の新聞ではソ連時代もRussiaと表現していた。ソビエトと書くようことは絶対になかった。

世界の主な海峡は常に強国の狙うところとなり、力の弱い国家は海峡を持つがゆえに、侵略や圧迫を受けることが大きい。ロシア人にはこの欲望が特に強い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国際関係
感想投稿日 : 2013年5月10日
読了日 : 2013年5月10日
本棚登録日 : 2013年5月10日

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