グローバル・ガバナンスの最前線: 現在と過去のあいだ (未来を拓く人文・社会科学シリーズ 7)

制作 : 遠藤乾 
  • 東信堂 (2008年3月1日発売)
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感想 : 3

グローバルガバナンス論は主権国家システムが持っている内・外の峻別をなしくずしていく昨日を持つ。主権国家システムは領域で仕切られた国内外で統治原理を変更する。
欧米の政府の動向は重要。米国は軍事力や経済力のようなハードパワーはもちろん、英語というリンガフランカや高等教育機関などのソフトパワーにおいても秀でており、いうまでもなく世界標準設定の一大主体である。他方、欧州はEUの枠を通じて標準や規制の分野で影響力を高めている。
力は国家や政府にだけあるのではない。民間セクターの力も無視できない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国際関係
感想投稿日 : 2012年4月15日
読了日 : 2012年4月15日
本棚登録日 : 2012年4月15日

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