『利己的な遺伝子』などで有名なリチャード・ドーキンスの自伝。『利己的な遺伝子』は学生のときに読み、多いに影響を受け、数年前に出た30周年増補新装版も迷わずに購入、邦訳された他の著作もかなり持っている。著作が出たらまずは買わないといけないと思っている著者の一人。
ということで、この本も購入。ドーキンス自伝「I」となっていることから「II」も後々出版される予定。「I」は、生い立ちから『利己的な遺伝子』を出版するまでを描いたもの。
かなりよい血筋のようで、父親の仕事でアフリカで青年期まで多くを過ごしたという。それ自体は、特異な生い立ちでいいんだけれども、長い...。
『利己的な遺伝子』が書かれるあたりから少し面白くなってきたが。
この本の二年後に出される予定とのドーキンス自伝「II」では、おそらくは反進化論や原理主義との戦いがメインになるだろう。そっちは楽しみ。でも、長くなるにしても一回でIとIIを出せよ、と思うけどね。その我儘気ままが通るところがドーキンスの存在の大きさを語っていると思うところではある。
星3つかな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
科学
- 感想投稿日 : 2014年8月10日
- 読了日 : 2014年8月5日
- 本棚登録日 : 2014年8月10日
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