サラリーマン漫画の戦後史 (新書y 240)

著者 :
  • 洋泉社 (2010年8月6日発売)
3.31
  • (3)
  • (8)
  • (10)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 100
感想 : 13
3

「島耕作」に引っ張られ過ぎの本なのが残念だけど、全体的に冷静な分析で漫画好きには面白い。
人それぞれ、投影するものがあるからサラリーマン漫画が生き残っているのでしょう。安定、束縛、そしてそれが欲しくても手に入れられないものになる時代になっていく、という「お茶の間」を通した解説にはドンヨリした納得を覚える。だからこそ続きが読みたいなあ(この本の、じゃなくて「バタアシ金魚」と「お茶の間」の)。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 7 芸術
感想投稿日 : 2011年12月27日
読了日 : 2011年12月27日
本棚登録日 : 2011年12月15日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする