出版されたときは、わぁカッコいい写真集が出たなあ、とぐらいしか思わなかったのですが、「思考する豚」「飼い喰い」の読書を経て改めて見ると、美しさと切なさに泣けてきてしまいます。
おっちゃんは効率優先の養豚業界に倣わず、ずいぶんと手間をかけて豚を育てているといいます。たしかに写真からそれが伝わります。でも、最後のあとがきまで、そういう説明は一切なし。モノクロの、豚とおっちゃん、時々おばちゃんが綿々と出てくるのみ。こんな顔ができるおっちゃんになりたい。僕の豚は何処に。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
7 芸術
- 感想投稿日 : 2012年4月13日
- 読了日 : 2012年4月13日
- 本棚登録日 : 2012年4月12日
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