数日前に読了。
うーん。ひとりひとりへの描写が、一面以上に踏み込みきれないまま終わってしまった印象。それぞれの選ぶ「結論」はいろいろに描かれているけれど、「結論」として、ひとつの終着点として落ち着いてしまうという点では同じ。終着点が出発点でもあるとしても、その点が、誰でもみつけられるような気のする描き方は、少々安直な気がしなくもない。亜樹の一人称で描かれていたら、また違った印象をもったのかな。
みのりさんが一場面としてしか出てこなかったのが、個人的にはちょっと残念。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
子どもの本
- 感想投稿日 : 2012年8月27日
- 読了日 : 2012年8月25日
- 本棚登録日 : 2012年8月27日
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