著者の過去数年、あちこちで書いてきたものをまとめた評論集。全体は3部構成。第2部の「巨人の星」「あしたのジョー」徹底分析がおもしろい。関係者のインタビューは同時代の雰囲気を伝えるものとして貴重。第一部は個別の作品についてのエッセイで表現論的分析が中心。第三部は文化論、市場論が中心でほぼ同時期に刊行された「マンガ学への挑戦」と問題意識が通底する部分が大きい。興味のある人は同書を合わせて読むのもよい。
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カテゴリ:
評論
- 感想投稿日 : 2004年11月11日
- 読了日 : 2004年11月11日
- 本棚登録日 : 2004年11月11日
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