本屋で見かけてなんとなく買うというのは久しぶり。まじめな数学の話やら、頭の体操クイズ的な話やらで、「数学で世の中を救う」と宣言する数学バカ(という言い方はどうかと思うが、数学は天才的なのに常識がないという設定の男の子なんで)と、平凡凡な女の子が、中学で放課後に「数学屋」さんをしてみるという話。なるほど、というのもあったけど、最初の話の数学的証明がすでに破たんしていたので(それは正しくないという証明なんだけど、論理が破たんしているという説明そのものがおかしいぞ)、えー?って思ってしまった。思いながらも流して読んだらあとはまぁおもしろかった。作者がそもそもそういう数学論理的思考回路のできる人なのね。
読書状況:読み終わった
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本
- 感想投稿日 : 2015年8月3日
- 読了日 : 2015年8月3日
- 本棚登録日 : 2015年7月13日
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