MICHAEL JACKSON 不滅のキング・オブ・ポップ 写真オークションの日本語版オフィシャルカタログ

  • 世界文化社 (2010年10月20日発売)
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「マイケル・ジャクソン好き必見! マイケル未公開写真を入手するチャンス!?」

 昔むかし、あるところで写真家と道化師のすばらしい出会いがあった。
 若い写真家は“いくつもの夢を現実に移し替える術を心得ていた。
 シルクのような薄い紙を通り抜けてしまうかのように”。
 独りぼっちで、もの悲しい幼い道化師は、大人になりたくなかった…。

 「ああ、夜から抜け出させてください。
  月へ帰らせてください。太陽は僕に付き添ってくれる。
  だって、僕は一日中寒かったのだから」。

2010年12月13日。パリでひとつのオークションが開催されます。それは……マイケル・ジャクソンの未公開写真のオークションです。いわく、「光の衣裳をまとったマイケル・ジャクソン。すなわち、4枚の写真に4つの表情。それぞれ秀逸な写真は、箱のなかでひっそりと長い間眠ったままだった。いま、ようやく日の目を見る」。

マイケル自身が「どうしても」と願いコラボレーションが叶った、パリのカメラマン、アルノ・バニとの撮影。2001年に発表されたアルバム『インヴィンシブル』のカバージャケットになるはずだったその写真は、ふたりの熱い期待を裏切り、使われることがなかったという。

いわく、「“ファッション性豊かな”グラフィックを用いて、鋭い現代性をはっきり示しながら、限りなく洗練されていて、永遠で、同時に移ろいやすいこの写真。アルノ・バニはそれぞれのポートレートに、その“立体感を、突出部を、特徴を、存在感を”与えることができた」。

マイケル自身が選んだ写真は4枚。
・片目にブルーのメイクをしたマイケル・ジャクソンのポートレート
・深紅の緞帳を背景にしたマイケル・ジャクソンのポートレート
・金色のケープを羽織ったマイケル・ジャクソンのポートレート
・銀色の手をしたマイケル・ジャクソンのポートレート

そして『MICHAEL JACKSON 不滅のキング・オブ・ポップ』の表紙となったのが、上記最初の写真「片目にブルーのメイクをしたマイケル・ジャクソンのポートレート」だ。

ようやく世に出ることになったこれらの写真は、2010年12月13日、パリの人々の目の前で行き先が決まる。その行き先はあなたの手元かもしれない――。

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カテゴリ: 2010年12月    コラム
感想投稿日 : 2010年12月8日
本棚登録日 : 2010年12月8日

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