セブンスタワー 2: 第七の塔

  • 小学館 (2003年9月1日発売)
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感想 : 15

井の中の蛙。
城に篭り、外の世界との接触を絶った人たち。

どんなに威張っていても。
どんなにわめきちらしても。

井の中の蛙。

外の世界を知ったタルくんにとって、彼らの声は井の中の蛙の声。
自分も蛙だった時とは、全く違う聞こえ方をしているようだ。

物事を知ると、世界の見方が変わる。
物事を知ることは、世界を変えること。

………

 タルは父さんの名前の下に、力をこめて自分の名前をきざみつけた。ほかのみんなが使ったにちがいない、使い古しの金属のスプーンを使って。

………

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 学校図書館から
感想投稿日 : 2010年1月1日
読了日 : 2010年1月1日
本棚登録日 : 2010年1月1日

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