ユダヤ教 キリスト教 イスラーム: 一神教の連環を解く (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房 (2013年12月4日発売)
3.45
  • (3)
  • (8)
  • (17)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 170
感想 : 21
4

古代において一神教は極めて稀な存在だった。それが今や地球の半分を被っている。なぜそうなったのか。

一神教は都自民の宗教である。氏族の崩壊、おのが立ち位置の喪失、血縁共同体からの絶縁。そこに一神教が成り立つ契機がある。

街には守護聖者がおり、職業ごとに守護聖者がいる、そこは多神教の国々である。一神教は多神教世界に戦いを挑み続けながら、多神教にまみれて行った。

一神教は奴隷の宗教である。一神教と戦争が切っても切れない関係にあるのは、出発点かったらして既にそうだった。奴隷状態からの脱出は平和的手段によっては遂行しがたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年7月28日
読了日 : 2015年7月28日
本棚登録日 : 2015年7月28日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする