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清らかな風とともに
レビュー by seihuuさん
リーマンブラザーズの破綻以来、世界大不況に陥り、日本も個人的にも大きな打撃を受けている。さまざまな解説、評論家の意見が新聞・テレビで報道されているが、2008年9月以前にはどれだけ出ていたのだろうか・・・と思うのだが、多分少なからずアメリカ発の世界恐慌を警告する見解も出されていたのだろう。本書の著者もその一人であろう。受けての側が軽視し、見逃していたことになる。
金融のグローバリゼーション・・・誰の心にも寄生している、限りなく大きくなってしまった人間の「強欲」、「強欲資本主義」の広がりと市場の自然浄化「崩壊」の必然性。
ウオール街・・・お金に取り憑かれ、友情も信用もお金にならないと考える人間で満ち満ちている。
「人間にとって最も大切なものの多くはお金では買えない」
サブプライム問題の本質は、「強欲資本主義」が貧乏人からカネを巻き上げるために生み出したシステムであること。
アメリカの強烈な格差社会(賃金格差・健康保険に入れない人が4千万人・必要な予防注射を受けられない子供たち)を見れば、現代の資本主義は決して人間を幸福にするシステムではない。
「文明史の研究家によれば、上位1%の人に富の30%が集中するとき、大きな崩壊が起こる臨界点となる。現代のアメリカはこのレベルに達している。」
登録日 : 2009年03月28日 11:52:45


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