「いなかの、すとーかー」は、ストーカーについて共通する部分があったり、現代の社会を照らしているようであった。ストーカーの怖さを感じ、地方特有の閉塞感も相まって、ストーカーになる心理とそれに至る様々な背景をまざまざと感じ、一見、温和に見える人であっても、なりゆると感じ、自分はこうなりたくないと強く思う。表題作は、服装の好みや価値観が違う二人の友情を描いている。ユーヤがアパレルで働くことになった時も服の手入れについて、親切に教えているのが友情を感じ、また、服の好み、価値観が良い方へ変化しているのが良かった。
読書状況:読み終わった
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作者 わ行
- 感想投稿日 : 2016年12月25日
- 読了日 : 2016年12月25日
- 本棚登録日 : 2016年12月17日
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