私にとって家族とは何だろう?
父親って何だろう?
私の『家族』は一般の『家族』とは異なると思っていた。
他の『家族』が羨ましくって、
他の『父親』が羨ましくって・・・。
父親の気持ちなんかこれっぽっちもわからないし、
身近にいるのが当たり前すぎて、
ありがたみなんて、ちっともわからないし。
何かあるたびに、卑屈になって生きてきた。
だけど、
この本を読んでわかった。
父親が亡くなって、
弟は新たな家庭を持って、
バラバラになっていく私の『家族』
当たり前の事が無くなるのは、
自分の体に流れる血液が、神経が、細胞が、機能しないのと同じくらいの辛さなんだ。
重いけど、そういう事なんだな。
そんな、欠如だらけの私の体を潤してくれる、栄養素・・・。
それが、『ビタミンF』なんだな。
私を潤してくれて、ありがとう
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年1月21日
- 読了日 : 2007年3月20日
- 本棚登録日 : 2013年1月21日
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