-20080122
スロヴェニア生れの哲学・精神分析学者であるジジェクは、ナショナリズムの暴走や民族紛争が多発する今日のポストモダン的状況のなか、ラカンの精神分析理論を駆使し、映画やオペラを援用しつつ、カントからヘーゲルまでドイツ観念論に対峙することで、主体の「空疎」を生き抜く道筋を提示する。90年代、「批評空間」に連載された前半部4章に後半部2章を加え、99年太田出版から刊行されたものの文庫版(06年)。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
評論-1/哲学.思想系
- 感想投稿日 : 2013年8月14日
- 読了日 : 2010年10月18日
- 本棚登録日 : 2010年10月15日
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