ほんっっっとうに楽しい映画。こういうのもうずっとずっとみていたい。わたしが80~90年代の空気をリアルタイムで(生きてはいたけれどもそういうとしではなかった)感じていなかったから今そう思うだけなのだろうか?この映画ももうずっとずっと見ていたかった。ナヨちゃんは、こっぴどくきずついて、泣いて、お酒飲んで、やっぱりもんどさんが忘れられなくて、ちょっと傷ついて、甘い気持ちで話して、立ち上がって。でてくるひとたちがいとおしくてたまらなくなる。自分の等身大でいかったり、笑ったり喜んだり泣けたりする映画は貴重。
男の人は本当に勝手だ。いつもいつも正義の押し売りをしているのは女だという。正しいことをただいうだけで押し売りだと、女の傲慢だとか、わがままだとか、わかってくれとか、いう。男の人は自分が悪いくせに女が悪いようにもって行くのが得意だ。ものすごくせこくて、ずるくて、正しくなくて、卑怯。なのに大きな顔をして一人前にして歩いてる。なんだそれ。でもそれまでもいとおしい。
ナヨちゃんは物語の最後でいわゆるおばはんになってしまうけれども、そのおばはんのナヨちゃんのことをいやだなとおもうし躊躇なくおばはんという。でも好きだな!好きだ!人がすきだというのはこういうことだ!
朝の身支度の時間とか、一緒にお風呂に入るところとか、ぐしゃぐしゃの1万円札のなかで泣くところか、えいこさんともんどさんのベッドシーンとか、すきなシーンもいっぱいある。
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メモ(映画)
- 感想投稿日 : 2012年2月2日
- 本棚登録日 : 2012年2月2日
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