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著者 :
  • 文藝春秋 (2012年10月26日発売)
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本棚登録 : 7369
感想 : 1089
5

おおきな物語を読んだなと思った
「ダークナイト」を初めて見たときみたいだ
正直細かいストーリーでよくわからない部分もあった
でも気にならないほど巨大な物語に飲み込まれた

一方でインファナルアフェアのような
男同士の息詰まる対決,戦いが
たくさん描かれる

伊坂幸太郎なら
先の見えない誘拐事件を
シュールにコミカルに描いたろう

宮部みゆきなら
三上を雨宮を幸田をあらゆる端役たちを
スポットライトをあてて描いたろう

正直男達の戦いを描くだけの小説かと
おもったけれども
きちんと謎解きがある
このあたりが横山秀夫を読んでいてうれしいところだ

広報官が主人公であることで
刑事部の動き自体が読者にとって謎となり
華麗な謎が提示される

広報官と刑事部,警務,マスコミとのあつれきは
必要だったのか?よくわからないけど
再読してみないと
この本を十分レビューできない気がする

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エンタメ
感想投稿日 : 2013年2月13日
読了日 : 2013年2月13日
本棚登録日 : 2013年2月13日

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