おおきな物語を読んだなと思った
「ダークナイト」を初めて見たときみたいだ
正直細かいストーリーでよくわからない部分もあった
でも気にならないほど巨大な物語に飲み込まれた
一方でインファナルアフェアのような
男同士の息詰まる対決,戦いが
たくさん描かれる
伊坂幸太郎なら
先の見えない誘拐事件を
シュールにコミカルに描いたろう
宮部みゆきなら
三上を雨宮を幸田をあらゆる端役たちを
スポットライトをあてて描いたろう
正直男達の戦いを描くだけの小説かと
おもったけれども
きちんと謎解きがある
このあたりが横山秀夫を読んでいてうれしいところだ
広報官が主人公であることで
刑事部の動き自体が読者にとって謎となり
華麗な謎が提示される
広報官と刑事部,警務,マスコミとのあつれきは
必要だったのか?よくわからないけど
再読してみないと
この本を十分レビューできない気がする
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エンタメ
- 感想投稿日 : 2013年2月13日
- 読了日 : 2013年2月13日
- 本棚登録日 : 2013年2月13日
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