だれかの木琴

著者 :
  • 幻冬舎 (2011年12月9日発売)
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本棚登録 : 405
感想 : 97
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 ありふれたごく普通の主婦が一本の営業メールをトリガーとして暴走してしまうお話。
 いろいろな顰蹙行為、迷惑行為はあるが、結局の落とし処は夫の愛を確認したいだけ!?

内容紹介
「またお店でお会いできるのを楽しみにしています」
 平凡な主婦・小夜子が、ふと立ち寄った美容室で担当してもらったスタイリスト・海斗から受け取った一本の営業メール。
 ビジネスライクなメールのやりとりは、やがて小夜子に自分でも理解できない感情を生んだ。どうしたら、彼のメールを取り返せるのだろう。だんだんと海斗への執着をエスカレートさせる小夜子。だが、自分が欲しいのは本当に海斗なのだろうか……。
 明らかに常軌を逸していく妻を、夫である光太郎は正視できない。小夜子のグロテスクな行動は、やがて、娘や海斗の恋人も巻き込んでゆくが――。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2016年8月1日
読了日 : 2016年7月31日
本棚登録日 : 2016年8月1日

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