わたしはマララ: 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女

  • 学研プラス (2013年12月3日発売)
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私は、マララさんの信念や活動は素晴らしいと思っています。また、世界の女性の現状に憤りを覚え微力ではありますが活動をしています。

という前提をあえて書いた上で、純粋に『読み物』として評価します。

一言で言って、ものすごく読み進めるのが苦痛でした。どこまで彼女自身が書いたのかわかりませんが、、

まず、パキスタンの歴史、マララさんの成長物語が長すぎます。撃たれた後の話になるまでに全体の8割を費やします。

そして、彼女がいかにすごいかということが、周りの人に褒められた言葉とともにずっと綴られています。

構成も拙く、この話、必要だった?というエピソードがあったり、唐突に話が変わったりします。

個人的にはパキスタンの歴史も中途半端でした。本当に知りたくなったら専門的に書かれたものを読むので、話を進めてほしい。。

彼女の虚栄心が見え隠れするのが、どんなにすごくても彼女はまた15歳の少女であることがわかり、ちょっとホッとします。

インタビュー形式にするとか、他の方が書くとか、もっとあったんじゃないかなぁ。。素材が素晴らしいだけに残念。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ジェンダー
感想投稿日 : 2015年1月6日
読了日 : 2014年10月5日
本棚登録日 : 2015年1月6日

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