スタートアップに必要な一見「逆説的」な思考法を「アイデア」「戦略」「プロダクト」「運」に分け解説した本。
以下所感。
・機械によって仕事が奪われる社会においては、起業という創造的な仕事の市場価値高まる。
「アイデア」に関して
まとめると... 一見不合理だが、真実であることで勝負せよ。
・不合理の方が合理的
・難しい課題の方が簡単
・本当に良いアイデアは、言葉にできても、理解されにくい
・技術が先にある。技術で解決できる「問い」に気づくことが大事。
・VCは、ホームラン狙い。つまり、スタートアップはホームラン狙いのビジネスの方が投資を受けやすい。
・「Why」と「Why now」
・起業家に重要なのは、粘り強く臨機応変であること。
「戦略」に関して
まとめると... 小さな市場で独占し質を高めスケールせよ。
・スタートアップが狙うべきは、競争ではなく、「独占」
・小さい市場かつ今後成長する市場を狙う
・「競争は負け犬のためのもの」
・戦略の本質は「何をしないか」を決めること
・戦略は顧客とのやり取りの中で生まれることがある
・人間の仕事は、新しいものを生み出すこと
「プロダクト」に関して
まとめると... 顧客のニーズにすくい上げよ。
・良い製品を作ることに集中する
・Make something people want
・製品の最も大きなリスクは、顧客のニーズがあるかどうか。大きなリスクから検証して潰していく。
・顧客も自分が欲しいものをわかっていない。
・顧客の声の裏に潜む、本当のニーズを汲み取ること。
・はじめは、小さく始める。あえてスケールしないことをすることで、創業者は現場に詳しくなれる。
・サポート駆動開発
・創業者がセールスする。買ってくれた10人の特性は、これからの1000人の特性と似る。
「運」に関して
まとめると... リスクのポートフォリオを管理せよ。
・起業家はリスクのポートフォリオを管理する。
・「量が質を生む」
・「創業者にしか解決できないのは、顧客に愛される製品を作り、製品をよくし続けるための組織を作ることだ。」
- 感想投稿日 : 2017年5月14日
- 読了日 : 2017年5月14日
- 本棚登録日 : 2017年5月14日
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