1980年代生まれの私には、物心ついたころにはバブルが崩壊していて、あとはひたすら低迷の日本経済の中、成長してきました。とかく批判されがちなバブル期の浮ついた日本人の振る舞いですが、当時は蛇の抜け殻探しに夢中な田舎の子供だったので実感としてよくわかりません。当事者でもない分、バブルの狂乱を面白半分に垣間見るのは楽しいですね。
著者は1980年代にマガジンハウスにて都市文化の最前線にいた都築響一。どのテーマも写真も味わい深くて面白いが、九州出身者としてはシーガイアやハウステンボスが興味深いところ。船橋はザウスが出来た時代だったんだねえ。
派手なお金の使いっぷりを見るとテンションが上がる。昨今の日本ではこういった豪快な話がなくて寂しい限りですが、外に目を向けるならドバイやアブダビの観光はおすすめ。海岸を埋め立てて、飛行機から楽しめるお絵描きをしています。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
社会
- 感想投稿日 : 2015年3月17日
- 読了日 : 2015年3月16日
- 本棚登録日 : 2015年3月16日
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