キリンの元副社長の田村さんの書籍。アサヒスーパードライを引っ提げるアサヒとの差を埋めるために、高知において営業部門のものたちに社内政治ではなく、現場力を意識させ、料飲店などの信頼を勝ち取り、高知のシェアを逆転したという内容。その後のキャリアにおいては四国地区、東海地区、本社とビジネスの対象は拡がっていくものの、一貫して現場での営業力が重要ということを伝えてくれる。主にスーパードライとの闘いすなわち10年ぐらい前までのシェアについて語られており、現在のプレモルや第三のビールに関する話はなかったものはちょっと残念であった。これを受けてアサヒはどのような立ち回りをしていたのかに関する書籍が出たらおもしろいなぁと感じた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ビジネス
- 感想投稿日 : 2016年5月8日
- 読了日 : 2016年5月8日
- 本棚登録日 : 2016年5月8日
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