◆ロタ王国、シンタダン城で起きた謎の大虐殺。それは始まりにすぎなかった。幼なじみのタンダとともにヨゴの草市を訪れた女用心棒バルサは、逡巡の末、人身売買組織<青い手>に売られそうになっていた美しいタルの民の幼い兄妹、チキサとアスラに出会う。
バルサはふたりをたすけようとするが、虐殺事件の生き残りであるアスラには、ロタ王国を揺るがす恐るべき<力>がそなわっており、ロタ王に使える猟犬と呼ばれる呪術師<カシャル>たちにも追われていた。
アスラは「神の守り人」か、それとも「災いの子」なのか。アスラをねらう追っ手に、バルサの短槍がしなやかにうねる。
海に面した湿潤な南部と、深い森や草原が広がる北部を擁する広大なロタ王国が舞台。
幼い頃から培った逃亡の技と経験を頼りに、タンダの身を案じながらも、アスラを守って逃げるバルサと、それに追いすがる猟犬<カシャル>たちとの駆け引きに、手に汗握る。
シリーズ初の上下巻となった第五巻。
(^^)<Comment
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
児童書 ファンタジー
- 感想投稿日 : 2016年9月20日
- 読了日 : 2016年9月20日
- 本棚登録日 : 2016年9月20日
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